いまさら、ポイント還元率が何かを知らない人はいないでしょう。
でも、細かく見ると、ポイント運営者の姑息な仕組みが見えてしまうこともあるから、単純なパーセントを鵜呑みにはできない。
普通は100円の買い物をしたら、どれだけポイントが付与(還元)されるか、その還元の割合をポイント還元率という。
1ポイントなら還元率は1%。
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50円の買物をしたら0.5ポイントの還元がある訳ではない。極端に言えば、99円まではポイントはつかない。要するに端数は無駄になる。
だから、ポイント付与の条件となる最低金額が重要。
100円以下はあまり見ないから一応最低金額と理解してよいだろう。
100円で1ポイントの実行ポイント還元率は、99円までは、0%。100円で1%。199円で0.5%。決済金額が冷えると、0.5%から徐々に1.0%に近づいていく。
こまごまとした買い物で100円以下の端数を何回も発生させると実質大きな損をすることになる。
最近は200円で1ポイントに設定しているところも多い。端数が増えてますます無駄が増える。 こちらは199円まで0%、399円で0.5%。
何処かのマイレージプログラムはマイルの還元は1000円ミニマムに設定しているから、非常識と言ってもいい。
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但し、クレカの場合は月額に対する還元なので、少々粗くても実害は限定的。
電子マネーなどの小口利用時のポイント還元の場合はミニマムの設定は結構ダメージを受ける。
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- 利用金額に対する付与ポイントの割合
- ポイント付与のミニマム条件(最低金額)
ポイントの大事な要素は上記の2つだが、忘れていけないのは、ポイントの性格。
ポイントを利用して購入した場合に、①普通の支払いと同様にポイント還元が受けられるか、②ポイント払いの場合はポイント付与の条件から外れるか、で、実質的な還元率(割引率)は変わって来る。
- ポイント決済のポイント還元の有無
楽天スーパーポイントは実質現金払いと同じ扱いをしてくれる。賞味の還元率(割引率)になっている。だから、ポイントはいつでも何にでも自由に使える。
ヨドバシゴールドポイントはポイント決済はポイント付与の対象にならないので若干損をすることになる。溜まったポイントで少し大きなものを買うと値引きゼロになって気分が悪い。ポイント利用で買い物する時はポイント還元率の小さなものを買うしかない。
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ポイント還元は普通にお買い物などでは期待していいが、物品の購入ではなく、単なるチャージの時の扱いも結構大事な話だ。これは主に電子マネーのクレジットカードによるチャージ の時の話だが、電子マネーごとにポイント付与の対象となるクレカが決められている。 nanacoならセブンカード、WAONならイオンカードが該当する。明確な囲い込み政策の一環だろう。Edyの場合は楽天カードが相当。レートは多分、0.5%か1.0%。
- 電子マネー等チャージに対するポイント還元の有無
どういう訳かリクルートカードでチャージすると1.2%還元になるのだが、最近はクレカチャージ自体が制約があって系列のクレカしか使えなくなっているようだ。
いずれにしても、還元の有無の問題だからその差は大きい。
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