1ポイントも無駄にしたくない?


 

誰でも心の隅っこでは出来れば「1ポイントも無駄にしたくない」と思うものだ。世間でよく聞く一銭を笑う者は一銭に泣く、今なら「1円を笑うものは1円に泣く」になるが、その格言を思い起こせば、「1ポイントを笑うものは1ポイントに泣く」と言うことだろう。

しかし、結論から言えば、1ポイントも無駄にしないというのは、無理!。 

理由はポイント取得にもポイント利用にもいろいろな条件が付いている。

例えば、

100円で1ポイント取得できても、99円では0ポイント。99円を100回(合計9千900円)買い物しても0ポイント。

ポイント利用単位が100ポイントになっている場合、99ポイントは利用できない。執行期限が迫っていたら、余計な買い物をして100ポイントに乗せないと駄目。その場合も端数が出ればやはり無駄になる可能性がある。

無駄は取得時にも利用時にも必ず発生する。

結果的に、ポイントの実効還元率は見かけのものより相当低いと考えてよい。

ポイントの実効還元率を簡単に調べる方法がある。

今月の決済額(支払額)に対するポイント充当額(ポイント支払い額)のパーセントを見ればよい。

もう少し丁寧に観るなら、

ポイント取得対象となる決済の合計に対するポイント充当額を見ても良い。

いずれの場合も、ポイントと景品(商品)交換の場合は、推定金額を入れて英産する事。

家計簿をつける時に少し工夫すれば簡単に算出できる筈だ。

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紙幣の価値は国の補償があるけどポイントの価値は誰も保証してくれない。

ポイントを溜め込むことはリスクを肥大させることと同じ。ポイントは使ってこそ意味がある。

ポイントを貯めて狙いの景品と交換するのを楽しみする人もいる。損得勘定よりプロセスを楽しむというのも素敵なことだ。

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忘れてはいけない重要なこと。それは時間。人間にとって最も貴重な資源。それを1ポイントのために費やすことの是非。是非って是な訳ないでしょう。

どんなに暇でも、ポイントのための時間を作ってはいけない。

ココが大事。

ポイントは隙間。

ポイントは隙間に埋め込まれて、隙間から出てくる。 隙間って時間の隙間ですね。

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「1ポイントも無駄にしたくない」というのは、「1ポイントも時間を無駄にしたくない」ということだ。

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拾うポイントと捨てるポイントの見極めが大事。

上の考察から、見極めは時間が決めるということは、容易に分かる。

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